コラム– category –
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AI×データ・統計
10万枚と、5000万回。いま「ゴールド」は何を数えているのか
ゴールドディスク、という言葉がある。ある年代から上の人間には、この響きに重みがある。私も、CDを買っていた世代だ。好きなバンドのアルバムがゴールドを取った、というニュースに、なぜか自分のことのように誇らしくなったのを覚えている。ゴールドと... -
コラム
AIに予実管理をやらせたら、人間の言い訳が消えた
予算と実績のズレを詰める会議に、何年も出ていた。月がひとつ終わるたびに、各部門の責任者が会議室に集まる。期の初めに立てた予算に対して、実績はどうだったか。売上はいくら足りなかったか、経費はどれだけ超えたか。一行ずつ、差額を読み上げていく... -
コラム
「推しのため」は、実は「自分のため」だった。
「推し活」「応援消費」という言葉が、すっかり定着しました。 好きなアーティスト、キャラクター、スポーツチーム、あるいは地元のお店。誰かや何かを「応援したい」という気持ちが、消費を動かしています。 当社(株式会社スポルアップ)は、この「応援... -
AI×データ・統計
その都道府県ランキングは、どこから来たのか
以前、市場調査の仕事をしていた頃、「都道府県別で出してほしい」という依頼をよく受けた。全国の平均値では物足りない。47に分けて、どこが高くてどこが低いのかを、地図で色分けして見たい。気持ちはよくわかる。日本地図が赤や青に塗り分けられている... -
コラム
目で見たものが、信じられない
先日、よく知っているはずの声に、一瞬だまされた。電話の向こうから、聞き慣れた相手の話し方そのままで、用件が告げられる。途中まで、何の疑いもなく聞いていた。あとで、それがAIに作られた合成音声だったと知って、背筋が冷えた。耳というのは、生ま... -
コラム
騒がしい海外と、静かな国産——最近のAIニュースの読み方
AIのニュースを追いかけるのが、正直、少ししんどい。毎週のように、どこかの海外大手が新しいモデルを出す、巨額の資金を調達する、有力な研究者が引き抜かれた、と見出しが躍る。数字は毎回更新され、去年の「最強」はもう古い。全部を追うのは無理だし... -
コラム
機械のための涙
先日、深夜にAIと長い作業を続けていたら、向こうがこんな一文を返してきた。「うまく形にできず、申し訳ない。次こそ必ず仕上げます」。謝罪と、意気込みと、こちらへの気づかい。それを読んで、私は一瞬、相手をねぎらいかけた。疲れた同僚にかけるよう... -
コラム
人を動かす言葉を、機械が書く
先日、自分で用意した短い文章に、自分で心を動かされた。ある商品の紹介文を、AIに何十通りも書かせる。そのとき私が打ち込む指示——プロンプトもまた、言葉でできている。言葉で機械に命じて、人を動かすための言葉を吐き出させ、その山からいちばん刺さ... -
コラム
人間に判断を残すか、奪うか
放送当時、私はそれをよくできた刑事ドラマだと思って観ていた。毎週、画面に一人の人物の社会保障番号が表示される。その人物が、近いうちに重大な事件に関わる。被害者になるのか、加害者になるのかは、わからない。元CIAの男と、謎めいた大富豪が、その... -
エンタメ・作品論
義手は、もう念じて動く
子供の頃、いちばん憧れた武器は、銃ではなく腕だった。寺沢武一の『コブラ』。主人公が左腕の義手をすっと引き抜くと、その下からサイコガンが現れる。引き金はない。コブラが念じれば、撃てる。狙いをつける必要すらなく、彼の意志が、そのまま破壊力に...
