商業主義が生んだ駄作の話をしよう

続編というものがある。

前作が売れたから作る。それだけの理由で作られる続編というものが、この世界にはある。ファンは期待して見に行く。あるいは見てしまう。習慣というのは恐ろしいもので、前作が好きだったというだけで、続編にお金を払ってしまう。

テレビドラマでも同じことが起きる。視聴率が取れたシリーズは、続きを作られる。前作で完結していた物語に、無理やり続きをつける。登場人物たちは前作と同じ顔をしているが、どこか別人のように動く。視聴率は出る。スポンサーは満足する。でも何かが違う。その「何かが違う」という感覚を、ファンは長く引きずる。

ターミネーターという映画シリーズがある。1作目、2作目は傑作と言われる。3作目以降は……まあ、ご存知の方はご存知の通りだ。ただ面白いのは、蛇足が続きすぎて、一周回って愛されるようになった。「またか」という笑いが生まれた。商業主義が意図せず、別の種類のエンターテインメントを作り上げた。これはこれで、コンテンツの話として興味深い。

話を戻す。

AIが生成したコンテンツは質が低い、という意見がある。そうかもしれない。でも人間が作ったコンテンツの中にも、質が低いものは山ほどある。タイアップの予算で作られ、放送期間中だけ消費されて消えていく楽曲。前作の成功を食いつぶすだけの続編。IPの名前だけで売られるゲーム。これらは人間が作っている。でも商業主義が介入した結果として、作品としての質は二の次になっている。

質を問題にするなら、AIかどうかより先に、その作品が何のために作られたかを問う方が筋が通っている。

それはそれとして。

あの、天才的な物理学者が探偵をやるドラマの続編は、本当に酷かった。初回の視聴率だけで作った判断が透けて見えた。見てしまった自分が悔しかった。あれは人間が作った。AIは関係ない。


株式会社スポルアップ CFO 加藤
AI・経営・数字まわりのことを、思ったことをそのまま書いています。

次の成長に向けて、いま整えるべきことを。

AI、EC、マーケティング、採用、数値管理。
構想だけで終わらせず、実行できる体制へ。

まずは課題を整理してみるところから、スポルアップが実務目線で伴走します。

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この記事を書いた人

事業内容:EC支援・マーケティング支援・データ分析
代表は大手ECプラットフォームにおける実務経験を有し、役員は市場調査会社にてリサーチ業務に従事。実務とデータ分析の両面から企業の成長支援を行っています。

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