有効求人倍率– tag –
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AI×データ・統計
賃金は過去最高、倍率は低下——この二つは矛盾しない
賃上げの資料を作る側にいたことがある。毎年春、経営と現場のあいだに立って、「どの職種を、どれだけ上げるか」の材料を揃える仕事だ。そこで必ず出る主張が二つあった。「人が採れない職種は上げるべきだ」と、「全体の賃金はもう十分上がっている」。... -
AI×データ・統計
起点をずらせば、同じ線が上がりも下がりもする
市場調査の報告書で、一度だけ、クライアントにグラフの起点を直されたことがある。売上の推移を、五年前を起点に描いた。右肩上がりの、気持ちのいい線だった。クライアントは黙ってそれを見て、「三年前からで描き直してください」と言った。描き直すと... -
AI×データ・統計
五年で一周した倍率は、元の場所に戻っていない
採用計画を毎年更新する仕事に関わっていた頃、年度初めの会議で必ず出る質問があった。「去年と比べて、採りやすくなったのか、なりにくくなったのか」。答えは一つの数字では出ない。だから私は、有効求人倍率の年平均を五年分だけ並べた紙を持ち込むよ... -
AI×データ・統計
人手不足は、業種で逆回転している
いろいろな業種の会社を、毎週のように回っていた時期がある。業務ソフトの導入を手伝う仕事で、月曜は小売、火曜は製造、木曜は飲食、という具合だ。ある週、忘れられない体験をした。午前中に訪ねた会社では「人が採れなくて店を開けられない」と嘆かれ... -
AI×データ・統計
1.18倍は、二度来た
採用の予算を組む側に座っていたことがある。景気が傾くと、あれほど「人が足りない」と騒いでいた社内が、嘘のように静かになる。求人広告は削られ、採用計画は凍り、翌年の新卒枠がゼロになる。そして数年経つと、また「人が足りない」が戻ってくる。同... -
AI×データ・統計
人手不足は、平均では起きていない
採用の窓口に座っていたことがある。バックオフィスの何でも屋をやっていた頃で、求人を出すのも、応募をさばくのも仕事のうちだった。そこで奇妙なことに気づいた。事務の求人を一つ出すと、応募が束になって届く。ところが、現場寄りの職種で募集をかけ... -
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人手不足の地図は、二枚ある
私は転職を何度もしてきた。求人票を眺めて暮らした時期が、人生に何度かある。だからニュースで「有効求人倍率」という数字が流れるたび、少しだけ姿勢を正して聞いてしまう。直近の2026年5月分で、全国は1.17倍。求職者1人に対して求人が1.17件ある、と...
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