株式会社スポルアップ CFO 加藤– Author –
株式会社スポルアップ CFO 加藤
法務・財務・内部統制・情報セキュリティの実務を経て、AI時代の企業支援へ。バックオフィスの現場で見てきたことを、そのまま書いています。
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エンタメ・作品論
間違っていたのは、問いだ
このあいだ、AIと長いやり取りをしていて、ふと手が止まった。私がうまく言葉にできずにいた考えを、相手が先回りして言い当て、こちらが見落としていた穴まで指摘してくる。まるで、分かってくれている。そう感じた次の瞬間、反射のように疑いが湧いた。... -
AI×データ・統計
「電子書籍が普及した」の、中身
私は、もう十年以上、紙の本を私用で買っていない。小説もビジネス書も、読むのはぜんぶ電子だ。新しい読み方や道具が出てくれば、まず自分で飛びついて試す。昔からそういうたちで、それは、私がAIにためらいなく飛び込んだのと、同じ性分から来ている。... -
AIコラム
株主総会のAI想定問答は、どこまで許されるか
上場準備をしていた頃、株主総会の裏方をやったことがある。仕事のひとつが、想定問答集づくりだった。株主から出そうな質問を、法務と役員で洗いざらい書き出し、それぞれに答えを用意する。配当のこと、役員報酬のこと、不祥事があればその経緯。数百問... -
AI×データ・統計
東京は物価が高い、の中身
地方の会社から東京の会社へ移ったとき、まわりに「東京は物価が高いから大変だ」と何度も言われた。覚悟して出てきた。ところが、スーパーで卵や牛乳を買っても、そこまで驚く値段ではない。財布が本当に軽くなったのは、月末の家賃を払うときだった。「... -
エンタメ・作品論
やり直しても、覚えている
先日、AIに少し驚かされた。新しく会話を立ち上げ、まっさらなところから別の相談を始めたつもりだった。ところが相手は、数週間前に私がぽろりと漏らしていた事情を覚えていて、それを前提に話を進めてくる。向こうにすれば、気を利かせたのだ。便利とい... -
AI×データ・統計
全部、家で聴けるのに
私は昔、バンドで人前に立っていた時期がある。数十人の前で音を出すだけで、手が震えた。客席とステージのあいだに流れる、目に見えない電気のようなもの。あれを一度浴びると、忘れられない。だからコロナで全国のライブハウスから音が消えたとき、私は... -
AIコラム
取締役会議事録をAIが書いたら、それは有効か
上場準備をしていた会社で、私はしばらく、取締役会議事録の番人のような仕事をしていた。会議のたびに議事録を起こし、監査法人と証券会社の目にさらす。あるとき、過去の一枚に「異議なく承認された」と書いてあるのを見て、審査担当者が静かに聞いてき... -
AI×データ・統計
人手不足の地図は、二枚ある
私は転職を何度もしてきた。求人票を眺めて暮らした時期が、人生に何度かある。だからニュースで「有効求人倍率」という数字が流れるたび、少しだけ姿勢を正して聞いてしまう。直近の2026年5月分で、全国は1.17倍。求職者1人に対して求人が1.17件ある、と... -
エンタメ・作品論
笑ってほしい、それだけだった
このあいだ、動画のアプリを開いたら、画面いっぱいに、私の好きそうなものばかりが並んでいた。前の晩に何の気なしに一本見ただけのジャンルが、翌朝には十本も二十本も差し出されている。アプリは、私を一秒たりとも退屈させまいと必死だった。気味が悪... -
AIニュース
政府が、AIの手綱を握りにきた
AIのニュースを毎週追っていると、潮目の変化に気づく。去年まで、見出しの主役は「次はどんなモデルが出るか」「どこがいくら調達したか」だった。ところがこの夏、明らかに増えた言葉がある。「ルール」「権利」「政府」だ。AIが大きくなりすぎて、国家...
