株式会社スポルアップ CFO 加藤– Author –
株式会社スポルアップ CFO 加藤
法務・財務・内部統制・情報セキュリティの実務を経て、AI時代の企業支援へ。バックオフィスの現場で見てきたことを、そのまま書いています。
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AI×データ・統計
人手不足は、平均では起きていない
採用の窓口に座っていたことがある。バックオフィスの何でも屋をやっていた頃で、求人を出すのも、応募をさばくのも仕事のうちだった。そこで奇妙なことに気づいた。事務の求人を一つ出すと、応募が束になって届く。ところが、現場寄りの職種で募集をかけ... -
AI×データ・統計
世界二位の市場は、世界と逆を向いている
わが家には、もうCDプレーヤーがない。音楽はすべてサブスクで聴く。何年も前にそうなって、不便を感じたことは一度もない。だから、世界の音楽業界のニュースがストリーミングの話一色でも、当然だと思って読んでいた。ところがある日、勤め先の若い同僚... -
AIコラム
「それ、ハラスメントですか」にAIが答える日
以前の在籍先で、ハラスメント研修の裏方をしていた頃、いちばん多く受けた質問は、被害の訴えではなかった。管理職からの、「これって、ハラスメントになりますか」だった。飲みの誘いは。二回目の注意は。語尾のきつさは。彼らが欲しがっていたのは、セ... -
AI×データ・統計
「平均」の上に、四つしかない
「平均賃金」の記事を見かけると、つい開いてしまう。開いたあとの行動は、多くの人と同じだと思う——自分の数字と見比べて、上だ、下だと一喜一憂する。数字好きの性分でこの手の統計を長年眺めてきたが、あるとき、都道府県の表で妙なことに気づいた。ほ... -
AI×データ・統計
三十年前の曲が、まだ三位にいる
白状すると、私のカラオケの持ち歌は、もう長いこと更新されていない。仕事では新しい道具に真っ先に飛びつくたちで、音楽も新譜をストリーミングで浴びるように聴いている。それなのに、マイクを握ると出てくるのは、昔からの数曲だ。新しい曲は、聴けば... -
AIコラム
「AIに仕事を奪われる」と言う人が見ていないもの
仕事柄、初対面の人にAIの話をすると、かなりの確率で同じ質問をされる。「結局、私たちの仕事は奪われるんですか」。私はこの質問に、いつも少し困る。脅かすつもりも、安心させるつもりもないからだ。ただ、自分の身に起きたことなら話せる。この数年で... -
AI×データ・統計
そのランキングは、何で割った数字か
独立して、自分の看板で仕事をするようになってから、「起業が盛んな地域はどこか」というたぐいのランキングを、他人事でなく眺めるようになった。ニュースは、たいてい「東京がダントツ」と言う。数字を見れば、確かにそうだ。だが、その順位表を見るた... -
エンタメ・作品論
機械は、目を覚まさなくていい
ある朝、仕事にならなかった。いつも使っているサービスが、軒並み動かない。私の手元では、何も壊れていない。なのに、画面の向こうのどこか一か所で、たった一つの更新がしくじったらしく、その余波が、空港も、銀行も、病院も、世界中のパソコンをいっ... -
AIニュース
世界最高のAIより、いつものExcelに乗ったAIの話
先週も、AIの派手なニュースは多かった。どこかが「史上最強のモデル」を出し、どこかが記録的な金額を動かす。だが、ああいう見出しは、私の昨日と今日を、そんなには変えない。むしろ今週、私の手元を実際に軽くしたのは、もっと地味な話だった。いつも... -
AI×データ・統計
「映画離れ」の、離れた先
私は、映画もたいてい配信で見る。わざわざ映画館まで足を運ぶのは、年に数えるほどだ。新しいものには人より先に飛びつくたちだが、こと映画に関しては、家のソファで十分だと思っている。ところが、去年その数少ない例外として映画館へ行った一回は、ア...
