あなたが作曲を挫折してしまう4つの理由 ④目標がない、もしくは不適切

はじめに

こんにちは。意識低い系ミュージシャンの龍ちゃんです。
「力を抜いて音楽をする」をモットーに音楽に役立つ情報を発信しています。

今回のテーマは「あなたが作曲を挫折してしまう理由」です。
僕は楽して音楽をやりたいなら作曲をできるようになることが一番の近道だと考えているのですが、重要性をわかっていても、作曲を挫折してしまう人は本当に多いんですよね。

自分も勉強とか練習とか嫌いな超面倒臭がりなので、作曲をしてみようとしてやめてしまったことが3.4回ぐらいあります。
でもそれを乗り越えて作曲できるようになって以来、音楽を数倍楽しめるようになりました。
そういう人が一人でも多く増えてほしいと思っています。

この記事では一体なぜ作曲を挫折してしまうのかを分析し、それだけでなく、それを解決するためにどのような行動をとればいいかということを四本の記事にわけてお伝えしていきます。
きっとあなたの音楽ライフを充実させることにつながるでしょう。是非最後までご覧ください。前回の記事はこちら。

作曲を挫折してしまう理由、四つ目は「理論完璧主義」です。

 

 

 

目標がない、もしくは不適切

当たり前のことですが、人が物事を継続できるのは何かしらゴールが見えているときです。
しかしここでいうゴールというのは「武道館で演奏する」とか「紅白に出る」とかそういうことではありません。
むしろそういったものをゴールとして定めるのは不適切でしょう。
では適切な目標の定め方とはどんなものなのかというのを説明します。

適切な目標の定め方との条件とは「無理がない、しかし具体的な締め切りがある」これ一つです。
例えば「二か月に一回のペースで一曲仕上げる」とかですね。
創作というのはそもそも「終わり」がどこにもないものです。あるのは「締め切り」だけです。

今皆さんが町中やテレビで耳にするプロの音楽というのは「完成形」ではありません。
あくまで「音源制作の締め切りまでに仕上がった形」です。
プロは当然企業との協力で創作を行いますから、自ずと締め切りというものがついてきます。
しかし音楽人口の9割以上を占めているであろうアマチュアの世界には締め切りというものが存在しません。
これは一見気楽なことに思えるんですが、実は逆で、創作に締め切りが無いということはつまり無間地獄なんです。
締め切りがあることで初めて、途切れることのない自分のこだわりに見切りを付けられるのです。

自分で決めたとある締め切りに向かってアイデアを温め、間に合う範囲で最大限出来ることをつぎ込んで、締め切りできっちり仕上げる。これが創作を続けるうえで大事なことなんです。
締め切りが無いとなにが起こるかというと、「永遠に自分の作品に納得がいかない」現象です。
スキルアップのためには数をこなすことが大事なのですが、それにもかかわらずいつまでも永遠に納得いくことのない作品に向き合うというのは物事を続ける姿勢として非常に苦しいものです。

かといって締め切りに追われすぎることがあってもいけません。
やめたくなってしまったら本末転倒ですからね。
また制作が短すぎてもいいものはできません。
楽しめるぐらいの締め切りを設定しましょう。

「きつくもないがしっかり自分の体が動く」

という絶妙なラインを探ることが大事です。

ここまでで、なぜ「武道館で演奏」「紅白に出演」といった目標が不適切なのかはご理解いただけたと思います。
「それ以上具体的にしようがない」からです。

もしあなたが天才ならば、漠然とした目標だけもって音楽をしていても武道館や紅白の舞台に行けるでしょう。
輝かしい舞台を目標にして頑張っていたら輝かしい舞台に立っていた、というようなサクセスストーリーはたくさんありますが、なぜそういう人たちが具体的な目標なしに音楽をそのレベルまで高められた、音楽を続けられたのかというと、考えられることは2つあります。
一つ目は「具体的な目標がいらないほど普段の音楽に対するモチベが高い。音楽がものすごく好きである」ということ、もう一つは「なんでもセンスでこなす天才に見えるが、そもそも実は秀才タイプで、具体的な少し高めの目標を定めて堅実にこなしている」ということです。

この道で成功するのはもともと音楽に対するモチベーションがものすごく高いか、音楽をモチベーション高くやれる方法を自分で考えているかのどちらかのタイプですね。
私が発信しているのは「天才タイプでない人が楽にその領域に近づく方法」です。
その一つとして、「無理がない、しかし具体的な締め切りを決める」ということをこの記事でお伝えしました。

これは天才が当たり前のように持っている音楽に対する高いモチベーション、熱い気持ちを、凡人なりにどう保てばいいかというのを私が考えた結果です。

また、趣味程度で音楽をやる人にとってはそもそも「武道館」というような目標が不適切だったりしますよね。
こういう目標が神聖視されすぎると、「確固たる舞台に立つ目標が無ければ音楽やっちゃダメ」というような誤解を生みます。
別に趣味なのでそんなことはないんです。
しかし全く目標も何もないという状態で続けていても趣味としての質はいつまでも上がりませんので、せっかくなら作曲でも演奏でも何かしら具体的な目標を決めることをお勧めします。

私は去年ギチギチの制作計画を立てて創作に取り組んでいました。
この時は本当にバンドの方でも制作が忙しくて、人間関係にも疲れて、大学生活にも慣れなくて、途中で気持ちが破綻して3月当たりに抑うつ状態になってしまいました。
制作も、最初に立てた目標の三分の一ぐらいしか終わりませんでした。
これは明らかに目標として無理があるので悪い例なのですが、それでも無理やり締め切りを乗り越えた経験はかなり自分のレベルを上げてくれました。
この前と後だと本当にクリエイターとしてのスキルがまるで違います。

「目標を立てろ」なんて意識高いように聞こえますが、楽に音楽をできるようになるためには、結局のところ緩い目標が必要なんです。
是非自分に合った、楽しめる範囲の締め切りを決めて、音楽に取り組んでみてください。




まとめ

ここまで四本の記事に分けて、「作曲を挫折してしまう理由」を紹介してきました。

創作は決して簡単なものではないし、モチベーションを維持するのも難しいものですが、一度身につくと音楽ライフが非常に充実します。是非頑張ってみてください。

もちろん作曲がどうしても自分には身につかなかったという場合にその人のことをダメ人間だと評価してしまうつもりはありません。自分に合った音楽の楽しみ方が大事です。

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ライター名

龍ちゃん
龍ちゃん
都内にてシンガーソングライター、キーボードディストとして音楽活動中。都立高軽音部の外部指導員など、音楽理論や作曲のレッスンを実施中。音楽理論を解説するyoutubeチャンネルも近日開設予定。