トップ練習 トップはクラブではない。腕が一番上に来ることがトップである

トップの形

テークバックでクラブを引き切ると、レシプロエンジンだと上死点。ブランコだと一番上 に来て下り始めるところ。文字通り「トップ」と言われる位置です。

高い位置に上げられるほど、高いところから落ちるエネルギーを利用できますし、捻転が 深ければ助走距離を長く取れます。

クラブはボールにあたるまで、4mほどしか助走距離がありません。この助走距離を最大限 活かさないとならないのは、言うまでもありませんね。

テークバックでは、とにかく肩の捻転を意識します。トップでは顎の下に左肩が来るくら いの「捩じり」が必要です。しかし、肩は野球のスイングのように背筋に対し、水平では なく、前傾姿勢を崩さないようにするのが重要です。

立ち気味で水平に肩を回し、クラブを高い位置にもっていく宮里藍プロのようなスイング もありますので、必ずしも前傾を・・というわけではありませんが、私が好きなフィル・ ミケルソンプロなど、飛ばし屋と言われるプロは前傾が最後まで崩れないスイングが多いです。

 

動画引用元:フィル・ミケルソン ドライバー スロー

 

肘の形

また、テークバックでは、野球のバッティングのように右肘は離しません。 なるべく脇から離さないように上げていくようにします。右肘が脇から離れると、インサイドに引くことになり、高さをとれなくなるのと、インサイドーインの軌道になりやすく、 クラブフェースが開き易いスイングになります。

同じようにトップの位置で左肘が曲がってしまうことにも注意が必要です。最終的に多少 曲がる程度だと問題ないのですが、捻転を増すために左ひじを曲げてトップでクラブが下 を向くほどのオーバースイングになっている人は余程練習を積まないと同じ軌道で降りて 来るくることが難しくなります。

横峯さくらプロなど、前傾が浅く肩を水平に回しますが、腕は12時の位置を指すほど高く、ヘッドが下を向くほど深いトップになりますが、ぎりぎりまで左ひじは伸びています。

 

動画引用元:横峰桜選手 スイング解析

ここでわかるようにトップは決してクラブのヘッドが一番上に来る位置ではなく、腕が 一番上に来る位置です。なので、肩を顎の下まで入れるように捻転を入れたら、左肘を伸ばし、手首をなるべく高い位置へ上げます。

そして重要なのが、右腰を一緒に開いてしまわないこと。

深い捻転を取ろうとすると、右腰が引けてしまうことが多いのですが、下半身がぐらつく 原因になりますし、右腰を戻し次に肩を戻すという動きをすると、同じ動きができる再現 性が下がり、いろいろなミスが出る原因になります。もし、体が硬くて回らないようだな ら、スタンス編でも触れたように右足のつま先を少し開いたり、後ろに引いてすでに回っ ている状態からスタートするのも手です。

とにかく、クラブに力を与えるのに重要な動作なので、よいトップの位置を探してください。

左ひじを伸ばしたまま左肩を顎の下まで入れてもクラブは水平から少し上、時計でいうと10時くらいの位置までしかあがりません。上がり方のテクニックについては、追ってレポーティング致します。

 

 

記事筆者:本田