投手練習 肩甲骨の柔軟性を活かしたしなりのある投球フォーム

2017年ドラフト会議において、投手では間違いなく注目度ナンバーワン「田嶋大樹」投手。筆者も何度か田嶋投手が投げた試合を観ましたが、ランナーを出しても大崩れすることなく、安定感抜群の投手という印象です。コントロールも良く、特に左投手特有の右打者には食い込んで見える、クロスのインローが素晴らしいです。ほぼ間違いなくプロに行くと思いますので、プロに入って即戦力として頑張ってほしいですね。

田嶋投手の高校は佐野日大で、3年の春の甲子園では準決勝まで進出した素晴らしい投手です。高校時代と社会人時代の投球フォームを比べてみましょう。

 

動画引用元:佐野日大 田嶋大樹投手『毎回の12奪三振』(鎮西高校戦/第86回選抜)

 

動画引用元:田嶋 大樹(JR東日本)投球フォーム

 

大きな違いは、やはり身体の線の太さではないでしょうか。高校3年の夏の甲子園県予選の決勝で、脇腹を痛めて途中降板した悔しさをバネに、身体作りの大切さを知り、フィジカルトレーニングをかなり積んだ結果でしょう。かなりドッシリした身体つきになり、プロの体格になってきているように見えます。

そしてもう一つ大きな違いは、テイクバック時の腕の振り幅。田嶋投手は肩甲骨がかなり柔らかいです。なので、腕の振りは肩甲骨の柔軟性を活かした、しなやかで可動域の広いピッチングをします。150kmを超えるストレートを投げられるのも、肩甲骨の柔軟性が効いているからでしょう。

しかし、弱点としてテイクバックの時、腕を後ろに引き過ぎる癖が高校時代あったようで、コントロールが乱れやすい欠点があったようです。確かに高校時代の投球フォームを見ると、テイクバックが大きいように思えます。一方、社会人の投球フォームを見ると、高校時代よりもテイクバックが狭くなり、腕を身体の近い位置で操作してます。結果、コントロールが安定したのでしょう。ただ、テイクバックが狭くなった分、フォロースルーが高校時代よりも大きく、中にグッと入っており、ここでも肩甲骨の柔軟性が活かされているように思えます。

大谷投手、藤浪投手など、肩甲骨の柔軟性は投手にとっては、もう必須なのかもしれないですね。肩甲骨の柔軟性をアップするトレーニングを地道にやり続けることをオススメします。

 



動画引用元:肩周りの可動域を広げるダイナミックストレッチ