バント練習 セーフティーバントのコツ<前編>

意表をついて出塁を狙うとき、相手投手のリズムを崩したいとき、走者を進めつつもチャンスを広げたいときなどに有効なのがセーフティーバントです。

様々な目的で利用できるセーフティーバントですが、場面や目的に応じて構え方、転がし方を使い分けているでしょうか。人それぞれ「自分の形」が決まっていることの多いセーフティーバントですが、レパートリーを増やすことでその場面で求められている目的を達成しやすくなるのです。

 

今回は特に構えるタイミングについて考えてみましょう。

 

セーフティーバントではヒッティングの構えから瞬時にバントの構えをすることで守備側の反応を遅らせますが、ヒッティングと同じように投手側の足を上げてタイミングをとってから構えるもの(便宜上Aタイプとします)と、ヒッティングの構えで静止した状態からスッとバントの構えに移行するもの(Bタイプ)の2パターンがあります。言葉では伝わりづらいと思うので動画も併せてご覧ください。一つ目がAタイプ、二つ目がBタイプの構え方です。

 

Aタイプの構え方は、ギリギリまでヒッティングだと思わせることができるので守備側の反応が遅れるという長所があります。一方、バントの構えをしている時間が短いこと、目線がブレやすいことなどから正確に転がすことが難しくなるという短所があります。ですので、「一発でフェアグラウンドに転がせる可能性は低いが、転がすからには生きたい場面」、つまり冒頭で挙げた中では一つ目の目的の時に使いたい形でしょう。相手の意表をついたとしても簡単に処理されたのではただアウトを献上するだけなので、ファウルは許容、フェアになったときには確実にセーフになる方法を選びたいところです。

Bタイプの構え方は、Aタイプとは逆に長く構えている分正確なバントはしやすいですが、守備側には素早く対応されやすくなります。これは、冒頭二つ目の目的を果たすのに適します。「自分は最悪アウトになってもいいから流れを切らずに確実に走者を進めたい」時には少し構えるタイミングを早めてより確実に転がすことを意識すると良いでしょう。

もちろん選手個人の特性も考慮する必要があります。足の速い選手だったら、多少守備の反応が良くてもセーフになりやすいでしょうから、Bタイプの方が合っている可能性が高まります。構えるタイミングが遅くても正確にバントができる自信のある選手は、Aタイプに特化しても良いかもしれません。

自分の特徴、試合の局面、セーフティーバントをする目的を考えて、常に最適なバントができるようになることを目指しましょう。次回は転がし方について考えます。

 

Yahoo!ショッピング
購入金額の1%分スポルアップポイント貯まる

スポーツ用品を買うならYahoo!ショッピングがお得

 

 

 

動画引用元:内山、ドラッグバント成功

 

 

動画引用元:巨人 亀井義行セーフティバント

記事筆者:澤田舜樹