打撃練習 身体の軸をブラさず頭も動かさずに広角に打つ

読売ジャイアンツの背番号7と言えばこの選手「長野久義」ですね。巨人へ入団前から注目していた選手ですが、引っ張れば弾丸ライナーでスタンドに運びますし、逆方向にも長打が打てる、広角打法を兼ね備えたリードオフマンです。

長野選手のバッティングフォームの特長は、とてもリラックスした状態で構えることからスタートし、左足を上げたらしっかりと軸足に体重を乗せます。まずこの軸足に体重を乗せている時間が他の選手よりも長く感じます。軸足に体重をしっかりと乗せているからこそ、どの方向にも長打が打てる一つの要因ではないかと思います。

そしてスイングは、足を上げて、軸足に体重がかなり乗っている状態にも関わらず、頭の位置はほとんど動かさずに、身体に一本の柱が入っているかのように、軸がブレずフォロースルーも大きく振り抜くスイングです。

 

動画引用元:長野久義選手 バッティング スロー

 

長野選手のバッティングフォームをスローにしている動画ですが、いかがでしょうか。軸足にグッと体重が乗り、その体重をボールにぶつけていますが、決して前には突っ込んでいない。身体はブレずに回転しているしていることが分かります。

どのスイングに長野選手が行き着いたのは大学時代の時のようで、こんな記事を見つけました。

 

■宮里藍から学んだ練習法

大学3年生までの長野は、通算打率2割2分7厘、3本塁打と平凡な成績の選手だった。左足のステップが大きく、上体が前に突っ込みがちで、外角のスライダーに手を出す悪い癖に苦しんでいたのである。道は意外なことから開けた。

中略

「日本大学4年生の春の東洋大戦で、左足首を骨折してしまったんです。骨折してからは痛みで、それまでのように打つ瞬間に左足を前に大きく出すことができず、ステップが慎重になってしまいました。でも、それが良かった。ステップが小さくなった分、ボールを手元まで呼び込めるようになったんですよ。打つ時に身体が前に突っ込むこともなくなり、右足1本で回転するような感覚で、力まずに打てるようになりました」

結果は歴然としていた。’06年春の東都大学リーグでは、骨折して以降33打数19安打、打率5割7分6厘と大活躍。終わってみれば打率4割8分9厘で、初めての首位打者に輝いたのだ。

記事引用元:Close up 長野久義 「巨人の新4番、知られざる苦闘」

 

まさにケガの功名ですね。上体が前に突っ込む癖が改善されたことが、今のスイングになった大きな要因ではないでしょうか。

以下で紹介する動画は、長野選手がティーバッティングを行っている動画です。フルスイングすることなく、1スイング1スイング、フォームを確かめながら打っていることが分かります。そして注目して欲しいのは「頭の位置」です。上の方から撮影しているので余計に頭の動きが分かりやすいのですが、ほぼ頭が動かないです。軸がしっかりしている証拠ですね。

選手も指導者の方も、打者の頭がどう動いているのか、を意識してバッティングフォームのチェックを行うと良いかもしれません。長野選手のように広角に打てる打者を目指したいものです。では動画をご覧ください。

 


 

 

動画引用元:ジャイアンツ 長野久義 見事な水平スイング