野球基礎知識 打球にグローブを投げ付けは守備の反則行為

野球には、稀に起こるプレーに落とし穴があることを、過去「振り逃げ」「第4のアウト」「塁上にランナーが2人」などを過去に紹介してきました。どのプレーも実際にその場で当事者になったとき、焦りや混乱で正しいプレーができず、思いがけない失点やボーンヘッドへと繋がってしまうわけです。

今回、ご紹介するのは、野球のルールと言っても「こんなこと起こる筈が無い」。ただ教わっていない『小学生』なら、やっちゃうかも・・・。そんなプレーです。子供たちは、時に想像を超えた閃きとアイデアで我々を驚かせます。アイデアを持った子供は将来、きっと素晴らしいプレーで試合を盛り上げてくれるでしょう。ただし、間違っていること、やってはいけないプレーに関してはしっかり練習で教わり、正しい野球のルールを身につけて欲しいと思います。

「守備の反則」による打者・走者の安全進塁権について紹介します。

 

フェアボールにグローブ(帽子・マスク)を投げ付ける

このプレーが「反則」だと初めて知ったのは「第4のアウト・野球ルールの盲点の1点」と同じ水島新司作・ドカベンのワンシーンです。反則だと知らなくても、なかなか試みようとは思いませんよね。

左中間を破りそうな打球を明訓高校のセンター山岡選手が、グローブを投げつけ打球を止めます。このプレー、その時点から走者には3つの『安全進塁権』が認められます。そしてこの場面、ボールデットではなく、ボールインプレイになります。よって走者は3つ以上の塁を狙うことは可能です。ベースも1塁から順に踏んで進む必要があり、ベースを踏み忘れていたら、アピールにより、その走者はアウトになります。

漫画の世界での話ですが、実際に起こってしまうのが、水島漫画の凄いところです。そこは少年野球ではなく、プロ野球の世界でした。
2008年5月4日 千葉ロッテマリーンズ 対 埼玉西武ライオンズ。5回無死走者無し。西武・栗山選手の1・2塁間の打球を、ロッテのセカンド、ホセ・オーティズ選手がグローブを投げ付け止めます。ライト前の打球。栗山選手も2塁を狙う打球でもありませんでしたが・・・。
結果、栗山選手には3塁までの進塁が認められ、無死3塁からプレーは再開。続く鈴木健選手の犠牲フライでロッテは追加点を奪われてしまいます。

 

送球にグローブ(帽子・マスク)を投げ付ける

こちらも、同様ですが、この場合2つの安全進塁権が与えられます。(グローブを投げ付けた、その時点から2つの進塁)

 

ホームランの打球にグローブを投げ付ける

ホームランの打球の場合は、3つの安全進塁権ではなく、ホームランが適用になります。

 


 

動画引用元:前代未聞!オーティズのグローブ投げ

記事筆者:ボビー