あらゆる軌道・スピードでシャトルをラリーするバドミントンでは、動体視力の良し悪しが試合を左右します。
では、動体視力はどうすれば向上させることができるのでしょうか?
今回は、動体視力UPに効果的なトレーニング方法をご紹介します!
動体視力を鍛えることの重要性とは
バドミントンはネットを挟んだ近距離で、長くラリーを続けるスポーツです。
プロ選手の試合では、初速300km~400kmを超えるスマッシュや、軌道やスピードの緩急がつけられたレシーブによるラリーが、数十回以上続くことも稀ではありません。
もちろん全てのショットがきれいに返ってくるわけではなく、フェイントをかけられてコート前に落とされたり、シャトルがあらぬ方向を向いて落ちてきたりすることもあります。
そういったショットを落とさずに返すには、シャトルに反応する瞬発力だけでなく、シャトルの動きを追う力、落ちる位置や方向を瞬時に見抜ける力である動体視力が必要となってくるのです。
動体視力が低いと、シャトルを追えずにラケットの空振ったり、ラケット面をうまく当てられずにミスショットを連発したりしかねません。
そういった打ち損じを増やさないためにも、日ごろから動体視力を鍛えておくことが重要です。
動体視力UPトレーニングのやり方
動体視力を鍛えるには、眼球をすばやく動かすトレーニングがおすすめです。
ここでは初心者でも簡単にできる、眼を左右、上下、前後に動かしていく、3つの眼球運動をご紹介します。
- 眼を左右に動かすトレーニング
まずは、眼を左右に動かす動作から行っていきます。
両腕を軽く前に伸ばし、肩幅程度に広げて人差し指だけを立てます。
両手の高さは肩のあたりくらい、まっすぐ前を向いた時に視界に入る位置に固定してください。
顔を固定したまま眼だけを左右に動かし、右の人差し指と左の人差し指をすばやく交互に見ていきましょう。
15秒経ったら動きを止め、同じく15秒眼を休めます。
トレーニング15秒+休憩15秒を1セットとし、1日2セット行ってください。
- 眼を上下に動かすトレーニング
次に、眼を上下に動かす動作です。
左右の動きと同様に両腕を軽く前に伸ばして肩幅程度に広げたら、今度は内側に向けて人差し指を立てていきます。
右手を目線より上の高さに上げ、左手は胸の高さあたりに下げます。
目を大きく動かせるよう、手の幅はできるだけ広めにとるようにしてください。
顔を固定したまま眼だけ上下に動かし、右の人差し指と左の人差し指を交互に見ます。
こちらもトレーニング15秒+休憩15秒を1セットとし、1日2セット行います。
2セット目の時に、上下の手を入れ換えて行ってみましょう。
- 眼を前後に動かすトレーニング
最後は、眼を前後に動かす動作です。
両腕を肩幅程度に広げて人差し指を立てたら、右手は前に軽く伸ばし、左手は肘を曲げて胸の前あたりに置きます。
近い所と遠い所にピントを合わせるように、右手の人差し指、左手の人差し指の順に眼だけを交互に動かしていきます。
こちらもトレーニング15秒+休憩15秒を1セット、1日2セットを目安に行いましょう。
2セット目の時は、右手と左手を入れ換えて行ってみてください。
より詳しくトレーニングのやり方を知りたい方は、以下の動画を参照してみてください。
動画引用元:たった3分!代表選手も実践する動体視力UPトレーニング!
特別な道具もいらず、1日3分という短時間でできるので、空き時間などに気軽に取り入れられそうですね!
動体視力を鍛えることで、レシーブ力やシャトルを捉える力の向上にもつながるので、バドミントンを上達させたい方は、ぜひ試してみてください。
◆参考
卓球・バドミントン/運動能力UPの新提案!動体視力向上Labo.
バドミントンで空振りして当たらないのはなぜ?【初心者ガイド】/Activeる!
◆ライター名:miya270
ライター名

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株式会社スポルアップです。
スポーツに関する効果的な練習・トレーニング・食事を分かりやすい記事で紹介していきます。
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